
イスラエルとイランが交戦を続けています。歴史的敵対関係や地域覇権争いなどの理由も挙げられていましたが、これ以上、犠牲者をだしていけません。早期の停戦協議で解決することを望みます。

さて、全国1700余りの病院で去年6月から11月までの経営状況を調べた結果、経常利益が赤字になった病院は全体の61.2%にまた、補助金などを除いた医業利益をみると69%の病院が赤字だったそうです。

ある専門家によるとこの背景には、物価高などによる経費の増加や病院給食などの委託費の上昇や給与費も2.7%増えたということで、物価や人件費の上昇に診療報酬などの収入が追いつかず、地域の医療は危機的状況にあると指摘しています。

これからは、地域の実情を踏まえた医療提供体制の構築や医療人材の確保、 生活習慣病予防対策、 地域包括ケアシステムの体制づくりなどの課題を解決しなければなりません。因みに市立敦賀病院も24年度は、約8億円、25年度も8億円を超える赤字が予想されています。このように公立病院では、赤字の深刻化が進み、経営の改善が急務です。特に民間病院と比べて公立病院は、赤字が発生した際に自治体の税金によって賄われるため、そこに住む住民の生活に影響を及ぼすためです。今後どのような戦略を採用するか、2026年からスタートする新たな地域医療構想を前倒しで実施することが必要で迅速な意思決定と果敢な対応が必至です。