国では、来年度の税制改正で最大の焦点だった年収の壁を178万円に引き上げることで正式に合意、また、来年4月から実施する予定の小学校給食の無償化についても公立小学校を対象に保護者の所得にかかわらず、こども1人あたり月5200円を支援することで合意しました。物価高が続く中、国民の生活を支援する政策は大切です。

さて話は変わりますが先日、知人から北陸トンネルの前にある慰霊碑で列車火災事故の話を聞きました。この事故は、1972年（昭和47年）11月6日、午前1時4分頃に、トンネルを走行中の大阪発青森行きの下り急行「きたぐに」の11号車の食堂車で火災が発生しました。

列車には、約760人が乗車、出火後に運行マニュアルに従って列車は非常停止し、30人の死者と714人の負傷者がでました。そして、事故後は、車両を難燃化したり、消火器・非常灯を設置したりし、トンネル内火災ではトンネルを抜けるまで停車しないようマニュアルが改訂されたそうです。

近年では、高速道や一般道でのトンネル内での事故による火災も発生しており、昨日、首都高でも火災事故が起きています。また、老朽化による事故なども発生しています。今後は、トンネル内で事故が起こった時の対処法や防止法、本格的なメンテナンスの強化が必要です。