本日は、「ふげん」と「もんじゅ」の現地視察に参加しました。
現在、廃止措置を進める「ふげん」は、安全性の高い工法に変更するため廃止措置完了時期を 2033 年度から 2040 年度に変更しました。計画では、技術開発に5年、その後の検証・評価に2年と7年間の延期です。そして、現在は原子炉建屋内の大型機器の解体作業を行っています。今後の対応として溶接手法及び検査の方法の最適条件の抽出や設計への反映、解体用プール等の模擬設備を用いて装置の制御や溶接・検査の検証を進めます。これまで原子力プラントの保守・補修を支えてきた地元企業の経験や能力を生かすためにも企業への参入や県内の大学や関係機関との共同研究や将来の廃止措置を担う人材育成にも積極的に取り組んでいただきたいと思います。
午後からは「もんじゅ」の視察、こちらは廃止措置の2段階でしゃへい体など取り出し作業、ナトリュウムの搬出、水・蒸気系等発電設備の解体撤去を実施します。また、もんじゅサイトに新たに試験研究炉が建設される計画で令和6年度中に設置許可申請の許認可の見込みとなっいます。
現在の原子炉よりも安全性や燃料の燃焼効率が高い次世代革新炉の開発には期待するところでカーボンニュートラルの実現やエネルギーの安定供給など福祉の向上に資するため安全確保を大前提に研究開発を着実に進めていただきたいと思います。