今朝から雪が降り続き氣比神宮の鳥居も薄っすらと雪化粧になりました。また、県内の各道路でも通行止めをして早めの対策をとったようです。まだ、警報級の大雪の恐れがあります。十分に注意して生活しましょう⛄
さて、話は変わりますが「おぼろ昆布」と呼ばれる薄い帯状の昆布を作る技術は、敦賀地方に伝承されてきました。敦賀は、古くから日本海の海運の要衝であり、北海道から流通した昆布を用いて近世後期には、昆布の加工業が増え、おぼろ昆布の製造もはじまりました。材料は、真昆布で酢に漬けて柔らかさを調整した後、専用の刃物を巧みに操り、一定の幅と厚さに削り出します。私も実際に名人の製造を見たことがあり、薄く削りだした昆布を見て技術のすごさを感じ、またそれをいただいた時、口の中で溶ける食感に驚いたところです。
さて、そこでこの度「敦賀のおぼろ昆布製造技術」が国登録無形民俗文化財に登録されます。3月8日(土)午後2時から市立図書館3階でミニシンポジウム、そして2月18日(火)から3月6日(木)までオルパーク1階ギャラリーで、また3月12日(水)から3月28日(金)まで市役所1階オープンスペースでパネル展示が開催されます。是非、ご覧ください。