政府は、新型コロナウイルスの感染がほぼ収束したと判断し緊急事態宣言を全面解除しました。4月7日の発令から約7週間、事業者の休業要請や休校、不要不急の外出自粛といったこれまでに経験のない事態となりました。そして宣言が全面解除となりましたがコロナウイルスが消滅したわけではありません。
これまで国内で亡くなった方は、850人を越えました。心からのご冥福をお祈りいたします。そして、これまで国内の医療現場ではリスクを抱えながら逼迫した状況が続き懸命な治療に専念いただいた医師、看護師の皆様には心からの敬意と感謝です。また、医療や食料の物資等の物流を支えていただいた運送業界の皆様にも感謝です。
福井県におきましては122人の感染者が確認されましたが4月29日以降、連続27日間感染者は出ていません。また、敦賀市内では、現在まで感染者が出なかったといういい結果となりました。そして医療や子育て世帯、学校、企業等への緊急経済対策も行われています。市も初めての対応で戸惑いながらも緊急性がある支援を先行されたことには評価するところです。さて「全面解除」・・ここで気を緩めてはいけません。医療基盤に限界がある地域で拡大が再発すれば計り知れない事態となります。これまでの課題を整理し引き続き再流行に備えながら感染予防対策を実施し新しい日常生活を送らなければなりません。