ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始し3週間が経ちました。緊迫の情勢が続く中で、日本国内の経済や私たちの身の回りの暮らしにも影響がではじめています。ロシアからの主な輸入品目は液化天然ガスや石炭、原油などのエネルギー資源や産業用の非鉄金属などでそのうちLNGの7~8%がロシア産だそうです。また、ロシアへの 輸出の主なものは自動車や自動車関連部品などです。多くをロシア産に頼るエネルギーにどう対応するのかが急務です。
そのほか「サーモン」や「そばの実」なども輸入できない状況です。サーモンについては、日本がノルウェーから輸入するおよそ8割が、ロシア領空を経由するルートを利用しているそうですが、ロシア領空の飛行禁止措置や航空各社のルート変更や欠航により、最短ルートでの輸送ができなくなっているということです。また、そばの実の生産量はロシアが世界一で日本の去年の輸入量も、中国、アメリカに次いで3番目に多い全体の10%余りがロシア産だそうです。現在、ウラジオストクから船で輸入していますがそばを積んだコンテナが港で滞留したまま、日本に運べていない状況だということです。
今後もウクライナ情勢の緊迫化が長引くことがあればさらに物流網が乱れることや輸送費が上がるなど影響がでます。そうなると私たちの暮らしに身近な食品や製品、燃料等の値上がりが続くのではないかと懸念されます。。