まぶち清和後援会

高レベル放射性廃棄物の処分技術

本日は、「総参祭」の日です。氣比神宮の御祭神である仲哀天皇が、神功皇后を御祭神とする常宮神社を訪れる神事で航海の安全と豊漁を祈願します。しかし、昨年に引き続き船神輿は中止となりました。私もこの行事に参加していましたのでとても残念です。来年は、実施できるよう願うところです。

さて、現在、北海道幌延町では、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発を行っています。「幌延深地層研究計画」は、実際に地下深部で処分システムの設計・施工が可能かを確認、また、工学的技術は勿論こと研究の成果をそのつどモデルに反映させて、安全性を評価する技術の信頼性を高める研究を実施しています。令和2年1月に計画を策定し、令和2年度以降、第3期及び第4期中長期計画期間の9年間(R10年まで)研究に取り組みます。現在は地下350mでの調査ですが、500m地点まで延長し研究を進めます。

最終的な処分場の計画では、地下施設は300mより深い安定した岩盤中に建設し4万本以上の高レベル放射性廃棄物を人工バリアと共に埋設できる規模とします。大きさは約600から約1000haで立坑6本、斜坑1本、坑道総延長は、約200から約300kmになるそうです。高レベル放射性廃棄物は,人々の生活環境に影響を与えないよう安全を確保し適切に処分しなければなりません。何重にものバリアがほどこされるとはいえ無害になるまで何万年という期間を要します。候補地の選定には、そのことを踏まえた慎重さが求められます。高レベル放射性廃棄物の処分は喫緊の課題です。今後もこれら研究開発に期待したいと思います。