まぶち清和後援会

廃校の活用

猛暑日が続いています。そして、行動制限のないお盆休みとなりました。感染対策をしながら楽しい休日を過ごしていただきたいと思います。

さて、少子化が進む中、今後も学校の統廃合が進むと見られ廃校の有効活用が課題となっています。全国では、平成14年度から令和2年度までに廃校になった公立の小中学校の延べ数は8,580校となっているそうです。そして、その後、廃校を活用し福祉施設や社会体育施設、教育施設、企業や法人等の施設に活用されている例もあります。一方、廃校の用途が決まっていない主な理由は、「建物が老朽化している」「地域等からの要望がない」などがあります。廃校を活用するメリットは、初期投資をかけずに事業に早期着手できることで、ある地域では手作りみそ工場がメディアからも注目されました。また、話題となるため、高い宣伝効果も期待できます。

こちら高知県の室戸市では、廃校した小学校で「むろと廃校水族館」として生まれ変わりました。私も過去にこの施設に視察に行きましたが、子どもから高齢者までに親しまれている素晴らしい水族館でした。当市においても廃校となった建物の一部は、貸与や開放はありますが、具体的な活用方法は決まっていません。災害発生の緊急時に宿泊する施設や道の駅、介護、福祉施設、企業の研修施設、学生などが合宿できる施設など先進地を参考に検討してはと思います。校舎や体育館も使用せずに放置されていると施設の老朽化も進みます。できる活用を進めていかなければなりませんね。