昨年の元日に発生した能登半島地震、そして9月の豪雨、2度にわたる災害で甚大な被害を受けた石川県では、今なお大変な思いをしている被災者が数多くいます。
能登半島の復旧・復興の遅れでは、半島の地形や広範な被害範囲、拠点となる都市からの距離という要素があります。また、被災地の課題として「人口減少」「宅地や住まいの整備」「インフラの復旧」などの課題が挙げられています。未だ多くの課題が残る被災地で地震から1年が経とうとする中、不安な日々を過ごしてる方が多くいます。復興を進めながら、同時に次の災害に備えて、さまざまなルールややり方を見直していくことも大事です
さて、本日は地元の「げんきっこ保育園」で津波避難ビル避難訓練が行われました。市の職員からの地震発生のアナウンスで保育士とこども達が、隣接するこどもの国への避難準備をはじめました。こども達に防災頭巾と靴を履かせロープを持ちながらまず、建物の外へそして人数を確認し避難場所の3階に向かいました。
今回、避難場所に向かうスロープの入り口には「地震時自動開鍵ボックス」が設置され人がいない場合でも震度4で自動解除され迅速な行動ができます。突然起きる災害は、日中や夜間、天候や場所を選びません。そういった場合はどうするか、今回の訓練で課題を抽出して備える準備を進めましょう。