阪神・淡路大震災から30年、震度7の揺れでは5万人超に死者、負傷者が発生、住まいやライフライン、道路・鉄道などに甚大な被害を与えました。一方、ボランティアによる支援や心のケアなど、新たな潮流も生まれました。私も当時、仕事で尼崎に行き市街地の光景を見て驚愕したことを今でも思い出します。
本市でも先日、防災会議が行われ防災計画の見直しを行い、私の地元周辺の施設、児童文化センターを「津波避難ビル」に指定、また市総合運動公園を電力復旧集合拠点などに確保するとのことです。今後は、万が一に備え地元の自主防災会を中心に迅速な対応ができるよう訓練など実施したいと思います。
さて、地元の櫛川会館では「元気づくりサロン」が行われており今回は、高齢者の皆さんと看護大学の学生とが地域の交流を図りました。看護学生と地域高齢者との世代間交流は、地域における高齢者の活躍の場の拡大及び地域の活性化に繫がるだけでなく、高齢者の老人力を看護学生に継承する上でも極めて重要です。
また、地域包括ケアシステムの構築が進められる中、看護学生が地域を知り、そこで暮らす人々への関心を持ち、交流を図ることも必要です。グループに分かれての対話では、医療や介護、福祉、防災などそれぞれ関心のあるお話や意見が出されていました。私も老人会会長や大学の職員さんとも有意義な話ができこの取り組みはとてもよいと感じこれからも続けていただきたいと思いました。