
先日、北陸新幹線の敦賀・新大阪間の8つの延伸ルートに関する費用対効果が国交省などから示されました。

一体評価で小浜・京都ルートだけが1.1となった背景には、8案の中で唯一、新幹線が京都駅を直接通る点です。京都は、有数の観光・ビジネス需要があり、北陸方面から京都への移動需要を新幹線にそのまま取り込める効果です。また、新規区間の利用者だけではなく東京〜敦賀間を含む全線の利用者便益の増加を計算に含めるようになった点です。そして小浜・京都ルートが開通すれば、北陸から京都間の新規利用者の一部は東京〜敦賀間の既存区間も乗り継いで利用することになり、京都という目的地を直接結ぶルートほど、この既存区間への波及効果も期待できます。

今回の試算でルートの方向性に一定の材料は示されましたが、ルートの最終決定や着工5条件のクリア、沿線自治体が環境負荷を懸念するなど地元の足並みは乱れています。今国会の7月17日の会期末までにルートを決定しなければなりません。