
現在、敦賀港鞠山南地区国際ターミナルでは岸壁の延伸事業が行われています。2019年度の敦賀港の総取扱貨物量は1,715万トンで前年比7.4%の増加となりました。貨物量の約7割は北海道や九州へのフェリーやRORO船の内貨貨物で外貨貨物は釜山への石炭の輸入が中心です。

クルーズ船もパシフィックビーナスはじめ5回の寄港がありました。また、今年は4回の寄港の予定でしたがが新型コロナウイルスの関係で3回が中止になりました。

今年度の港湾局関係の事業は港大橋の補修や縄間の離岸堤整備、松原海岸の浸食対策、鞠山南ふ頭用地の埋め立てなどの整備です。因みに事業費(国費)については港湾整備費2,829億円、港湾海岸費136億円、災害復旧事業等が13億円となっています。特に鞠山南ふ頭の整備については岸壁延伸(14mバース)により外貨船(148m)内貨船(180m)の2隻が同時に着岸でき利便性の向上に繋がります。今後も国際物流の拠点として関西、中京圏への物流輸送の機能強化を図るため港湾整備を拡大すると共に企業誘致や雇用の促進も同時に進め化ければなりません。