まぶち清和後援会

オンデマンド交通システム

松原・西浦地区文化祭「作品展示の部」が松原公民館で30日(土)まで開催されています。お時間がある方は是非、ご覧ください。

さて、令和2年度、市内での満65歳以上の自動車の運転免許自主返納者は、247人です。当市では、返納された方にはバス、タクシー利用券1人2万円相当を支援しています。返納者への交通機関利用の負担軽減にはよい事業です。しかし、市内で住んでいる方と市内から離れた地域に住んでいる方との差、バスでは時間が掛かるまたタクシーでは運賃に差が発生します。

現在、当市では、一部のバス路線で「デマンドバス」が運行されていますが、 近隣のおおい町や高浜町では、さらに利用者にやさしい「オンデマンド交通」の運行を始めています。 何が違うのか・・当市は、ルート運行つまりバス停まで行かなければなりませんが、先ほどの町では事前に登録し電話やネットで予約すれば自宅を含め好きな場所で乗降できるという点です。体の不自由な方や買い物をして荷物が多くなっても近くまで行ってもらえますので助かります。そして高齢者の方だけでなく通勤や学生の登下校にも利用できますね。さらに地区ごとの運行ができればお互いの情報交換やコミュニケーションも図れます。当市もいずれはこちらの「オンデマンド交通」に移行すべきだと思います。

福井県は、自家用車の1世帯あたりの保有台数が1.7515台で全国1位です。この調査からも自家用車は県民にとって日常生活に欠かせない足です。また近年、高齢者の交通事故も発生しています。免許を所有している方は誰もが最終的に返納時期を迎えます。「最近、運転に不安を感じる」とか「また、じいちゃんぶつけた」など身近に危険や不安を感じている人も少なくないと思います。その時を迎えた時、身近に地域で利用しやすい交通網が整備されていれば返納しても安心して生活が送れます。日常生活に支障の出ない交通手段を確立し安心して返納できる「まちづくり」これからは大切です。