まぶち清和後援会

補正予算審査

本日は、予算委員会で補正予算の基本質疑と各分科会での審査を行いました。補正予算には「コミュニティバス運行事業費」が計上されおり、路線の最適化、ハピラインに合せたダイヤ、路線の運転手不足への代替えについてなど来年4月のダイヤ改正に向けて準備を行います。

多くの自治体でのバス業界が直面している最大の課題のひとつは、乗客数の減少です。さらに、運転手の不足も大きな問題で、運転手の高齢化と若年層のなりて不足、業界離れが進んでおり十分な人材を確保することができていません。加えて、運賃の上昇やサービスの質の低下も、利用者離れを加速させている要因となっています。これらの問題に対処するには、自動運転などの技術革新の導入、サービスの質の向上、地域社会との連携強化など様々な方法で取り組むまなければなりません。

コスト負担については、値上げは利用者の離反につながり、一方でさらなる経営改善や運送経費削減の手段を人件費削減に求めるということは既に限界です。特に行政負担なしでは維持存続が難しくなっている路線においては、デマント交通を含めた輸送方法や原価構造、収支構造を地域、行政など関係者間で共有しながら地域の輸送に必要なコストをどう負担するのかということを考えなければいけない時代に来ています。

また、県では、今年度、退職予定者を対象に、大型第二種免許又は普通第二種免許の取得費用や今年4月から新たにバス運転士として働かれる方に高校新卒者 40万円、それ以外の方 30万円奨励金を支給する支援を実施しています。本市においては、北陸新幹線開業後、観光客のバス利用者も増えています。今後は、交通弱者の移動手段や観光客の周遊など最適に利用できるダイヤ改正が必要です。