まぶち清和後援会

公共交通機関の充実

先日、市内のコミュニティバスを利用する方とお話をしました。3年前に免許を返納したため買い物や病院、銀行など行かれるときにバスを利用しているとのことでした。国土交通省の資料では、将来的な不安として「公共交通が減り自動車が運転できないと生活できない」が最多で75歳以上・80歳以上の免許保有者数はともに増加を続けており、平成29年の保有者数は、平成19年と比較して、75歳以上は約 1.9倍、80歳以上は約 2.3倍に増加しているそうです。また、今後は若年、生産年齢人口が減少する一方で高齢人口は増加するため、長期的には、通学・通勤ニーズの減少と高齢者ニーズの増加が予想されます。

そんな中、各自治体では路線不定期運行型のデマンド交通や交通空白地有償運送や互助輸送などに切り替えるところもあります。当市の場合は、コミュニティバスは市街地内を網羅するようにルートが設定されています。また、ひとり親家庭を対象に高校生の通学定期代の一部補助や運転免許を自主返納した高齢者を対象に支援事業も実施しています。しかし、これからは人口密度や自然条件等の地域特性に応じ、多様な交通手段を有機的に組み合わせ、身の丈に合った新たな地域公共交通網を整備することも考えていかなければなりませんね。