まぶち清和後援会

敦賀市立少年自然の家

先日、教育委員会から老朽化が進む野坂山の登山口にある「市立少年自然の家」を廃止すると説明がありました。

当施設は、昭和54年に開所し平成11年にリニューアル、そして今日まで37年が経過しました。近年では老朽化が激しく令和3年から令和7年までで約2,500万円以上の修繕費がかかっています。そして、現在は耐震性は確保されていますが、老朽化の進行に伴い今後は多くの補修により多額の修繕費が想定されその試算では、大規模改修工事をした場合、4億7900万円、新築した場合、11億8000万円、解体工事で1億3000万円の経費が掛かるそうです。

これまで様々な団体や各委員会、協議会などでの意見聴取や協議を重ねてきましたが、最終的にあり方検討会議において「施設の老朽化」「利用者の減少」「公共施設長寿命化計画における判断結果」を理由に施設の廃止はやむを得ないと結論が出されたところです。また、近年での学校行事では、野坂山でのクマの出没や蜂の不安から近隣の「三方青年の家」を利用しているとのことでした。

私も小学生の頃からあの施設で自然体験や剣道の合宿などまた、こども会でも利用させていただき食事の時には「ごはんの歌」を皆と歌った思い出もあり少し寂しい気はします。今後は、議会に諮り決定しますが現時点の説明を聞く限り苦渋の決断であると感じています。今後もこの様な施設がでてきますが賢明な判断が必要です。