まぶち清和後援会

北陸新幹線開業の効果と課題

北陸新幹線敦賀駅延伸開業後の来県者数について、前年同期比で関東圏から約7割、関西圏から約2割増え福井駅周辺の商業施設の売り上げは想定の約2倍、あわら温泉の宿泊者数も延伸前の約1・5倍で、開業効果が出ています。また、平日の敦賀市内でもシェアサイクルやレンタカーをよく見かけます。

一方で、開業からまもなく1か月となりますが課題も多くあります。まず、以前からも私も必要であると述べていました東口と西口を結ぶ自由通路がないことです。現在は、例えば東口に駐車し西口に向かう場合には入場券で駅構内を渡るか、約20分以上かけ徒歩で回るかどちらかになります。今は、その対応策として東西の連絡バスが運行されていますが、これがなくなると不便になります。因みに東西バスの利用者は多い日で150人を超えているそうです。

次に荷物を入れるコインロッカーが少ないという事です。駅西では商工会議所のサービスステーションで手荷物預かりを運営していますが、これがなくなる前に対応策を考えなければなりません。

次に、バスの駐車場についてです。東口にはバスから降りた人が電車を利用したり降りてきた人を乗せる専用の乗降レーンを設置また、それを待つ間の大型バスの待機場も整備されました。ここは、あくまでも乗降のみのスペースで長時間の駐車はできません。従ってバス専用の駐車場も必要になります。

次にハピラインについてですが、ほとんどの人が敦賀駅から福井駅までの利用者です。学生も多く利用していますので2両編成ではサービスに欠けます。

 北陸新幹線の延伸の効果で、本市にも多くの観光客が訪れています。しかし、浮かれている余裕はなく将来的に東口側も必ず発展します。今後も出口を間違って駅を出てしまう人や東口で用事を済ませて時間が余ったから街を散策したいビジネスマンもいます。東西自由通路はすぐに解決できる問題ではなですが、観光客が遠のくことがないよう再度道筋を示しまちづくりを進めなければなりません。