戦後3番目の犠牲を出した福井地震発生から70年が経過しました。昭和23年の今日16時13分に震度7、死者3769人の地震が発生しました。この地震も歴史に残る悲しい出来事です。先日の地震調査委員会では南海トラフ地震の30年発生の確率が7割から8割に見直されました。あの独特の警報音と共に突然発生する地震、命を守る防災訓練、災害を最小限に抑えるための準備をしっかりしなければなりません。
さて、昨日は「もんじゅ・ふげんの状況について」文部科学省、日本原子力開発機構からまた、エネルギー基本計画について経済産業省からそれぞれ説明がありました。安全な廃炉作業、廃棄物の県外搬出、2030年度に向けた電源構成比率の実現など資料が配布されました。全国の原子力発電所の状況は、運転を再開している発電所は9基、変更許可済みは5基、新規規制基準申請中が12基、未申請16基、廃炉決定が18基です。30年の原子力発電構成比20~22%では30基の運転が必要だそうです。説明では方針と計画が乖離しているように感じました。今後は立地地域に分かり易い明確な方向性を示していただきたいと思います。